力強い加速性能!スズキ ジクサー250

【スズキバイクのエピソード】

スズキバイクの歴史は、1952年の排気量36㏄自転車補助エンジンのパワーフリーを、発売したことから始まりました。
きっかけは、後の第二代社長となる鈴木俊三氏が、好きな釣りに行くのに、自転車にエンジンが付いていたら楽だなと考えたのが、その発想のもとだとされています。

なんだか、のほほんとしてしまう発想ですが、翌年に販売された排気量60㏄のダイヤモンドフリーが、富士登山レースに優勝してしまうのですから、全く驚いてしまいます。
一発屋でない事を証明したのは、その11年後、歴史あるイギリスのマン島T・Tレースで、日本人初優勝したほどで、当時からスズキバイクの技術力は突出したものだったのです。

【スズキ ジクサー250の概要】

スズキ ジクサーは、2017年にインドの現地法人であるスズキ・モーターサイクル・インディアで生産が行われ、日本に逆輸入されたのが最初です。
ジクサーの名前の由来となったのは、すでに日本で生産されていたスズキ・GSX-Rのニックネームから来ています。
スズキ・GSX-Rは、1987年から製造されたスズキバイクのシリーズで、124ccの最少排気量から1100ccの大型マシンまで、様々なタイプが発売されることになります。

スズキ ジクサー250はズバリ ! 若年層をターゲットとした、軽量でスポーティーなマシンと言えるものです。
最近の250ccクラス高スペックマシンが、100万円近くすることを考えれば、税込みで50万円を切るスズキ ジクサー250は、かなりお買い得であることは間違いありません。

【スズキ ジクサー250の特長と魅力】

スズキ ジクサー250の特長は、その斬新なフォルムと、コンパクトに設計されたわずか154kgの重量といえます。
そしてその最大の魅力は、そのプライスからとても考えの及ばない、完成度の高いマシンだというところです。
バイクの軽量化は、えてして不安定な走行を招てしまうこともあります。

しかしジクサー250の場合、オールマイティな250ccバイクとして非常に安定性が高く、ロードでの軽快な走りを約束してくれます。
価格的にも、非常にリーズナブルということもありますが、初めて中型免許を取得し、バイクの購入をお考えの方であれば、真っ先にお勧めしたいマシンと言えるでしょう。

【スズキ ジクサー250の性能】

ジクサー250には、スズキの自信作である、新設計の最高出力19kW(26ps)の油冷エンジンが搭載されています。
この油冷方式を採用した249ccの単気筒エンジンは、加速性能と燃費を兼ね備えた新型ネイキッドと呼べるものです。
燃料消費率は、45km/L(60km/h定地)となっており、この燃費の良さはツーリングでも強みを発揮する事でしょう。新たに設計されたパワーユニットは、高出力でありながらコンパクトで軽量。

軽く、小さく、シンプルなエンジンを目指したものです。
オイルクーラーには、電動冷却ファンを装備しており、渋滞時など走行風のない状況にも対応してくれます。
さらに、オイル通路には、バウンダリーレイヤーブレーカーと呼ばれる突起があり、オイルの流速を変化させることにより、さらなる冷却効率を高めるのに役立っています。”