今ではなかなか見られない個性的バイク

昔はおもしろバイクがたくさんあった

むかし存在したちょっと変わったバイクや個性的なバイクをご存じですか?
現代では性能が高くカッコいいのは当たり前ですがむかしは挑戦的なバイクが多くそれ故に個性的なバイクもたくさんありました。
こういった過去の挑戦があるからこそ今のカッコよく性能の良いバイクがあるのです。
今では見られないような過去の個性的なバイクを見てみるのも面白いので見てみては以下かでしょうか。

ホンダ ビート

ホンダ ビートは1983年にホンダから発売された個性的な近未来型原動機付自転車です。
スクーター型のバイクで現代のようなカッコいいデザインではなく奇抜なデザインをしていました。
風よけのカウルがハンドル下についており前方方向に突き出した形になって風を防いでいたのです。

また、世界で初めて水冷2サイクルエンジンを搭載したバイクでもあり当時は革命的なバイクといわれていました。
最高出力は7.2psと当時の規制最高値を記録しており、これを実現するために2段階の切り替えが可能なトルクシステムを採用するなどしていました。
さらに5500rpmを超えた時に発動する加速装置が付いてとても近未来的な作りになっていたのです。

ホンダ モトコンポ

ホンダ モトコンポは1981年に発売されたハンドルやシートが折り畳める奇抜なスクーター型原動機付自転車です。
車のトランクに収納するために開発されたバイクで、ハンドルやシートを折り畳み小さくすることができるのが特徴でした。

全長が1.2メートルと非常に小さく、重さも45キロほどと大人であれば1人で持ち上げられるほどの重量でした。
このような奇抜な形だったため、走行性能は49ccで最高出力は2.5psと物足りないものとなっていたといいます。
オイルタンクも2リットルほどしかなかったため走行距離も短かったのですが、作られた目的が車に積み出先で使用するといったものだったのでそれでも充分だったといいます。

また価格も8万円と安かったため一部の方からは人気があったそうです。
ホンダはこのように奇抜で先進的なバイクをむかしから作っていたので今もバイク製造で活躍しているのでしょうね。

カワサキ KV75

カワサキ KV75は1960年代前半に発売されたレジャーバイクです。
こちらもモトコンポと同じように、車に積んで出先で使用することを目的に作られたもので、折り畳みのハンドルに取り外し可能なシートという作りでした。

モトコンボと違い走行性能に優れたバイクとなっており北米で一時期とても人気になったそうです。
また、自動遠心クラッチの3段変速ミッションを使用しており操作の簡単さが売りだったようです。
しかしその反面、変わった操作方法もあったといい、左のレバーがブレーキになっているなどしたため勘違いする人も多かったといいます。
こういった理由もあってカワサキ KV75は発売から一代で終わってしまったといいます。