投稿者: bike-floor.biz

  • スマホをナビに使うなら装備したいスマホホルダー

    スマホホルダーのメリットとは?

    スマホホルダーを使えば、ハンズフリーでスマホのナビを見たり、電話をかけたりできるのがメリットです。
    中でもマップが見られるのは、最大のメリットでしょう。
    最近ではナビに頼る人が多く、自分で道を覚えていることはほとんどありません。
    かといって、バイクにはナビが付いていないので、スマホのマップが見られるのは大きな魅力です。

    また、信号待ちで慌てずに済むのも、スマホホルダーのメリットです。
    信号で止まった瞬間にポケットやタンクバッグから、慌ててスマホを出し、マップを確認して、またしまうという一連の動作をする必要がありません。
    後続車にも迷惑をかけずに済みますし、スマホを固定できるので、バイクから電源を取って充電できるのもメリットです。

    スマホホルダーを選ぶなら振動を吸収するモデルがおすすめ!

    メリットの多いスマホホルダーですが、デメリットもあります。
    実際にスマホホルダーを使用しているライダーの中には、「バイクの振動でスマホのカメラが壊れた」とレビューする人が少なくありません。
    特にiPhoneはバイクの振動で故障することがあるようで、特に単気筒は特に壊れやすいと言われています。

    スマホは高価なものですし、修理代もかなりかかります。
    ですから、スマホホルダーを選ぶときには振動を吸収するタイプを選ぶべきです。

    おすすめのスマホホルダー3選

    「kaedear(カエディア)KDR-M11C」は、国内メーカーのカエディアの中で最もベーシックなモデルです。
    価格もリーズナブルでコスパ抜群ですし、振動吸収モデルなのでスマホの故障を防げます。
    さらに、グローブをした手でも脱着が楽なのに、しっかり固定しているので落下の心配がありません。
    価格が安いスマホホルダーは樹脂製のパーツが多く、耐久性やホールド力に不安がありますが、このスマホホルダーはアームやボールマウントなど耐久性やホールド力が必要な部分には金属パーツを使い、樹脂パーツにも強化樹脂を使用しています。

    「kaedear(カエディア)KDR-M22C」は、M11Cをグレードアップしたモデルです。
    もちろん振動吸収力は抜群ですし、片手で簡単に着脱できるクイックホールド&リリース機能を搭載してるのも魅力です。
    厚手の冬用グローブをはめた手でも、簡単にスマホを装着、装着できます。
    スプリングのクオリティが高く、ホールド力は抜群ですし、アームはより太く、剛性が高められています。

    「F-LOCKスーパー防振FALCONZ」は防振シリコンを使用、そのうえデュアルマグレシブシステム搭載で、超振動対策ホルダーとなっています。
    磁石の反発を利用して、宙に浮かせる浮遊式を採用しています。
    しかもがっちりホールドするので落下心配なしと、高性能な上にデザイン性にも優れており、シンプルかつクールなデザインとなっています。

  • スズキがチョイノリのeバイクを発表

    スズキのチョイノリとは?

    かつて、国産でありながら約6万円という驚異の原付がありました。
    約10万人が購入したと言われている、究極までシンプルを追求した原付バイク、それが「チョイノリ」です。
    見た目の可愛さ、オモチャ感から大衆に愛される所以の1つです。

    原付ながら10万円以下で買えるという安さの秘密は、究極まで部品の数を減らした事につきるでしょう。
    レッツという原付が470近くの部品で作られるのに対し、チョイノリはなんと310点ほどの部品で構成されています。
    そのため車重は40kgほどと非常に軽く、部品が少ない分、人件費や生産の手間が減らせるだけでなく、生産にかかる排ガスも減少できる究極のエコバイクでもあります。

    安くて、多くの人が幸せになれるため努力するという、SUZUKIの車にもバイクにも共通する理念が活かされた1台です。
    左ミラーもなければ、セルスターターもメットインもありませんし、リアサスも燃料系もありません。
    チョイノリはキックでスタートする機種で、エンジンは耕運機ベースのOHVです。
    速くはないが、乗り心地は悪くない、それがチョイノリで、シンプルゆえに自分でカスタムできる自由さも人気の理由です。

    このチョイノリは、2023年10月26日~11月5日に東京ビッグサイトで開催されるジャパンモビリティショーで「eチョイノリ」としてスズキから電気版として復活しました。
    「名前だけの別物でしょ」と思われる方もいるかもしれませんが、それは間違いです。
    eチョイノリは、フレーム、外装は本物のチョイノリを流用しているので、見た目も過去のチョイノリとほぼ同じ、シンプルデザインとなっています。

    2023年版チョイノリの仕様は?

    全長×全幅×全高は1500×600×1015mmで、シート高680mm、タイヤサイズは前後ともに80/90-10です。
    サイズ感、外装はチョイノリそのものですが、パナソニックの電動アシスト自転車の動力を使用した「原付一種EVスクーター」としてバージョンアップしています。
    パナソニックのバッテリーは約3kgと軽く、取り外しや交換可能なので、自宅に持ち帰って楽々充電できます。
    チャージは100Vのプラグインで、すでに電動アシスト自転車を持っている方なら、自転車のバッテリーをそのまま使うこともできます。

    2025年を境に原付の多くは生産終了を予定しており、まさに絶滅間近ですが、部屋でスマホのようにバッテリーを充電できるのであれば原付バイクが電気により持続できる、そんな可能性も出てきます。
    今回のジャパンモビリティショー2023年への出展は、あくまでも参考出展であり、市販できるかは不透明ですが、やる気になれば販売もきっと可能なはずです。
    新しい原付バイクのスタイルとして、チョイノリが大きな位置を占める、そんな日が来るかもしれません。

  • 北米向けにホンダのeバイク「モトコンパクト」が販売

    ホンダ・モトコンパクトはどんなバイク?

    1980年代に発売されたモトコンポという原付バイクを覚えているでしょうか?
    北米のホンダが発表したモトコンパクトは、モトコンポのニューアレンジバージョンの折り畳み式電動バイクです。
    モトコンポはかつてホンダから発売された50ccの2ストロークスクーターで、座面とハンドルを折り畳んで収納し、シティのトランクに詰め込めるというコンセプトで、車とバイクを同時開発したという実にホンダらしい独創的なアイデアのバイクでした。
    モトコンポは1985年に生産が終了しましたが、それから実に38年の時を経て、新たな電動モビリティが開発されたのです。

    近年、電動の次世代モビリティも日本を含めいろいろ登場してきましたが、モトコンパクトの特徴はなんといっても80年代のモトコンポと同様にサドルやハンドルをボディに収納することによって、スーツケースのようなサイズ感に変形させられることです。
    白くシンプルなボディが特徴的ですが、公式が用意するスキンでデコレーションしたり、ステッカーなどを貼ってドレスアップできるコンセプトになっています。
    公式サイトには5種類のスキンが紹介されていましたが、どれもオシャレで人目を引くデザインです。
    なかにはリアフェンダーまでカバーするスキンもあり、人と違ったモノが欲しいというオシャレ上級者に喜ばれそうです。

    とても小さなバイクですが、個性を主張することができます。
    今後、社外品も含め、楽しいデザインが出てくると期待されます。

    モトコンパクトの仕様は?

    モトコンパクトは、サドルやハンドルをホールディングした状態で全長約74cm、全高約54cm、厚さはなんと約9.4cmと驚きのコンパクトさを誇ります。
    ガジェット好きにはたまらないフォルム&サイズ感です。
    eスクーターですから、LEDヘッドライト、テールランプ、速度計やドラムブレーキなど基本的な安全装置は持ち合わせています。

    重さは約18.7kgなので持ち運びも楽にできます。
    畳んだ大きさがスーツケース並みで、厚さも10cm未満ですから自動車のトランクに搭載するのも容易です。
    電車にも手回り品、切符なしで持ち込めるサイズで、近所や旅先で楽しくちょい乗りするのに良さそうです。

    さらに次世代モビリティにふさわしく、Bluetoothを利用したスマートフォン連携機能を有しており、バッテリーの管理や走行モード設定などのコンフィギュレーション機能やナビゲーション機能を持つアプリと連携させることが可能です。
    アプリ画面にはロックボタンもあるので、セキュリティ対策もばっちりです。
    アメリカでは11月発売予定で、定価は995ドルですが、残念ながら今のところ日本での発売予定はありません。
    今のままの仕様では、保安部品の要件を満たさないので日本の公道で走らせることはできないのです。

  • ロシア製ミリタリーバイク「Taurus2」

    Taurus2とはどんなバイクなのか?

    バイクには様々なジャンルがありますが、ミリタリーバイクはマイナーではありますがとても奥が深くて、その性能やデザインの魅力にはまるライダーが多くいるジャンルです。
    そのミリタリーバイクの一つとして、Taurus2というものがあります。
    Taurus2はロシア製のバイクで、どんなに過酷な条件下でも確実にミッションをこなせるように作られた、まさにタフなバイクと言えます。

    また、様々な状況に対応できるよう、パーツを交換したり取り付けたりすることができますし、カスタイズや整備がしやすいという特徴もあります。
    オフロードカーのような太くてゴツいタイヤを装着できるようにしたモデルや、人員や荷物を一気に運ぶためのサイドカーなどを装着できるようにしたものもあります。
    Taurus2はその中でも、特に荒れた土地でも走破できる力に特化したバイクとなっています。

    最大の特徴は、二輪駆動ということでしょう。
    リアだけでなくフロントのタイヤにもエンジンからの動力を伝えて、2輪同時に動かしています。
    しかもバルーンタイヤを低い空気圧にしたものを履かせていますので、ゴツゴツした岩場や砂地などでもしっかりと地面を噛んで走れるのです。

    もう一つのポイントは、超軽量化を図っていることです。
    垂直の壁のような、バイクでは登れないところでも、人が担いで登って行けるわけです。
    また、車の中に積んで移動していき、目的地で走り回るという機動性の良さも実現できます。

    Taurus2のスペックについて

    Taurus2の大きな特徴である重量ですが、実に50kgというバイクでは信じられないほどの軽さとなっています。
    日本の超小型バイクとしてはホンダのモンキーが有名ですが、モンキーですら68kgあります。
    そこから考えると、ありえない軽さであることが分かるでしょう。

    2×2駆動を支えるために、エンジンから2本のチェーンで動力を伝達しているのも特徴です。
    リアが浮いていしまうような状態でも推進力を確保できますし、岩場の傾斜地などでも問題なく登れます。
    また、住宅の階段なども無理にパワーを上げなくても軽々と登って行ける能力を持っています。

    この走破性と車重の軽さが組み合わせされることによって、あらゆる場所での走行が可能となります。
    水浸しになった泥地では、バルーンタイヤが浮くような形で、泥の中に沈み込むことなくスイスイと走っていきます。
    そのため、他のバイクではできない走りの楽しみを味わえるのです。

    災害時にも、その威力を発揮してくれることは間違いありません。
    整備や運搬がしやすいように、タイヤといくつものパーツをばらせるようになっていますので、どこにでも持ち運びできるのもミリタリーバイクならではです。

  • 完全オリジナルな国産電動バイクzecOO(ゼクー)

    zecOO(ゼクー)とはどんなバイク?

    zecOO(ゼクー)は、国産の電動バイクでバイクやデザインのスペシャリストが集結して作り上げた一台です。
    この社名は仏教用語の「色即是空」から取られていて、いろいろな人たちとのつながりによって生まれたバイクであることを表現するものとなっています。
    2015年に市販されていて、数はかなり少ないので入手するのは難しいですが普通に購入して公道を走ることもできます。
    2011年にプロトタイプが出展され大きな注目を浴びた後、様々な調整を経て2015年に発売となったわけです。
    当時はまだ高性能のバッテリーセルやモーターを入手するのが難しかった状況ですが、高品質のパーツをアメリカ企業の協力を得て獲得し完成させることができました。

    zecOO(ゼクー)のデザインは、アニメの世界を思い起こさせる近未来的な作りで、街中を走ったら皆の注目を浴びること間違いなしです。
    ハンドルがボディーの中心部分まで下げられていて、フロントタイヤがかなり前に突き出ている印象です。
    そして、ボディー中心部は完全にカウルで覆われていて独特の世界観を持っています。

    zecOO(ゼクー)のスペックについて

    zecOO(ゼクー)は軽2輪としての区分に入っていて、ガソリン車の場合だと250cc相当となります。
    200V充電でフル充電までは4時間、航続距離は平均時速60kmで、160km走れるスペックを持っています。
    最高出力は68ps、最大トルクはなんと15.8kgmを達成しています。
    国内最高レベルの市販バイクに近いパワーを出せるマシンとなっているのです。
    しかも、電動モーターの特性として、いわゆる高回転域だけでなく低速の状態からうねりのあるパワーを叩き出せるというのが大きなメリットとなります。

    バッテリーはリチウムイオン電池を採用していて、重量がありますので、バイク全体の重心を下げるためにボディー下部に配置しています。
    しかも前後バランスも考えていて、マシン全体の重量配分は5対5となっているのです。
    車両重量は280kgと同レベルのガソリンバイクよりも重いですが、こうした配分によってスムーズな動きを見せてくれます。

    しかも、ハブセンターステアリングというシステムを採用しているところにも注目できます。
    アームの前方にフロントホイールを保持するハブを取り付け、そこからつながるロッドによってハンドル操作ができるようになっているものです。
    このハブセンターステアリングによって、コーナリングが非常に滑らかでレスポンスの良いものとなります。
    車重とGがかかってもボディーの沈み込みと変形を押さえて、正確なハンドリングができるようになっているのです。

  • 電動カフェレーサーARCベクター

    ARCベクターとは?

    2018年に開催されたEICMAでは、世界中のバイク関係者の注目を集めた発表がなされました。
    それは、ARCベクターというバイクが開発され発売を待っているという発表でした。
    このARCベクターとは、カフェレーサースタイルの電動バイクです。
    すでに世界中のバイクメーカーによって電動バイクの開発は進められていましたので、それ自体は普通のことなのですが、ARCベクターはなんと1,200万円を超す価格での発売を計画しているとの発表がなされたのです。
    その値段と構想に大きな反響があったのです。

    2018年に発表されたこのARCベクターは、2020年の末には量産が始まって市販されることになりました。
    最初のモデルについては基本的に受注生産となり、399台の限定数が初回受注対象となっています。
    その触れ込みとしては、世界最先端のテクノロジーとアイディアを詰め込んで、電動バイクということだけでなく一つのバイクとして最高スペックのマシンを送り出すというところが強調されました。

    ARCベクターのスペックと特徴

    そのARCベクターがアピールした最先端のテクノロジーとしては、カーボンモノコックと最先端素材によるスイングアームや、ヒューマンインタフェーステクノロジーなどが特徴的です。
    ホイールはレース仕様となっていて、軽量さと堅牢さを同時に実現したものとなります。
    そして、電動バイクの中心をなすバッテリーは当時最高峰の密度を持つバッテリーセルを採用することで、高出力かつ長距離の走行を可能とする性能を持っています。

    高い走行性能をバランスよく保つために、専用に設計されたサスペンションとブレーキシステムなどを搭載して、レーシング技術の粋を詰め込んでいます。
    また、独特の構造も注目度の高い部分で、カーボンモノコック自体は他のバイクメーカーでも採用されるケースも見られますが、ARCベクターではそれを電池モジュールとセットにしているのが特徴的です。
    一つの構造体となるように組み込むことによって、省スペースかつ軽量化を図ることができます。
    モノコックの中にバッテリーやモーターなどのパーツをセットにすることによって、全体の強度を高めることが可能となります。

    他にも、航空機において使用されるレベルの品質の高いアルミを多用するなどして、モンスタークラスのパワーを持つマシンなのに220kg程度の車重に収められるという点も驚異的です。
    それには、アルミだけでなくカーボン素材を随所に用いていることも関係しています。
    スイングアームは、MotoGPでも活躍するRibaとの共同開発でカーボン製のパーツを作り上げています。
    こうして、大胆な発想と最先端の技術、細かなところまで妥協しない作りがARCベクターの大きな特徴となっているのです。

  • ついに登場した水素エンジン搭載バイク

    水素エンジンを使った車両が発表される

    国内の自動車・バイクメーカーは、ガソリンエンジンに代わるシステムの開発を急いでいます。
    電動車の普及が進んでいますが、その中で日本は特に水素エンジンの開発に力を入れ、次世代バイクや自動車に搭載させることを目標としています。
    その状況の中で、カワサキモータースはついに2022年の4輪レース・スーパー耐久シリーズにおいて、水素エンジンを搭載した4輪バギーのでも走行を実現させました。

    以前からカワサキモータースは水素エンジンの研究を行っていて、2021年10月にはエンジンユニットを公開していました。
    それが実際に搭載されたバギーが登場して、走りを見せたというのは大きな注目を集めました。
    この水素エンジンは、4輪バギーに載せられていますが、基本的にはバイク用のものです。
    ベースとなっているエンジンユニットもニンジャH2エンジンで、それを水素用に変更することで完成させているのです。

    この水素エンジンは、998cc並列4気筒エンジンでスーパーチャージャー仕様となっています。
    噴射方式はダイレクトとなっていて、水素燃料をダイレクトにシリンダーに噴射して点火することでパワーを得ています。
    基本的な構造はガソリンエンジンとそう変わらないものですので、水素燃料の特性に合わせた調整をするだけで利用できるようになっているのです。

    水素エンジンのメリット・デメリットとは?

    水素エンジンを利用するメリットとしては、やはり環境性能という点が大きいです。
    化石燃料であるガソリンは、二酸化炭素を排出し地球温暖化の原因となります。
    その点、水素エンジンは燃焼によって水しか出ませんので、エコな運転ができるわけです。
    しかも水素の爆発力はとても強いので、エンジン構造が進化していけば、効率よくパワーを得ることができてより質の高い自動車やバイクを作れる可能性を秘めています。

    デメリットとしては、水素燃料のリスクを挙げることができます。
    非常に爆発力が強いので、万が一パーツからの水素漏れや事故によってパーツが破損して漏れた場合などは大きな被害をもたらす危険があります。
    そのため、より強固で安全性の高いパーツを作っていく必要があります。
    さらにガソリンとは特性が異なりますので、ポンプやホースなどを水素燃料専用のものに置き換える必要性もあります。

    もう一つのデメリットは、水素燃料を補給する手段がまだまだ少ないということです。
    官民一体で海外の生産拠点から日本に水素を輸入する取り組みが始まっています。
    そうした動きは見られますが、水素ステーションは全国にわずかしかなく、水素エンジン搭載のバイクや自動車が実用化されたとしても現状では燃料を入れるところが限られてしまいます。
    これからの進展に期待が集まるところでしょう。

  • 高いバランス能力!ヤマハ トリッカー

    【ヤマハバイクの概要】

    ヤマハバイクのの歴史は、1955年にヤマハから分離独立したヤマハ発動機から始まります。
    オートバイ製造販売を担う会社として、ヤマハ発動機はヤマハバイクの原点ともなる「YA-1」を生み出しました。
    YA-1は、日本のモータースポーツ界において、1955年7月に開催された第3回富士登山レース、ウルトラライト級で優勝。

    その3カ月後の10月には、浅間火山レースの125ccクラスで、優勝から4位を独占する快挙を成し遂げました。
    初めての優勝が、会社設立後から10日目といいますから、当初から技術力の高さが秀でていたことがうかがい知れます。
    その後、技術の証明が後押しするように、モータースポーツへの挑戦は続き、数々の栄冠を手にすることになります。

    【ヤマハ トリッカーの特長】

    ヤマハ トリッカーが、初めてこの世に生み出されたのは、2001年でのヤマハのニューリリースで、最初のモデルが発表されたことから始まります
    。市販車が発売されたのは、2004年のことで、どんな場所でもどんな乗り方でも、気軽に楽しめる「フリーライド・プレイバイク」をコンセプトとして開発されました。

    その後、幾度かのモデルチェンジを行いながら、最新モデルとなるトリッカーが発表されました。
    その最大の特徴は、バイク業界から注目を集めるほどに先鋭的なスタイリングにあります。
    そのフォルムは、オフロードバイクそのものですが、ストリートバイクとしてのポテンシャルの高さに、きっと驚くはずです。

    【ヤマハ トリッカーの魅力】

    まず、最新のトリッカーで驚かされるのは、スタイリングの良さと、スポーティーさが一体感になっているところです。
    見た目はオフロードバイクですが、トリッカーの魅力はロードバイクの能力にも秀でているところです。
    実際に、未舗装路に見られる凸凹に陥っても、ショックを吸収しきれる仕組みになっていますが、スーパースポーツやネイキッドバイクのような高速走行性能も持ち合わせています。

    クルーザーのような、どっしりとした安定感こそありませんが、オフロードバイクのような悪路への対応力と、スーパースポーツやネイキッドバイクのような高速走行性能は、ヤマハ トリッカーの最大の魅力と言えます。

    【ヤマハ トリッカーの性能】

    まずフレームには、ヘッドパイプからピボットに向けて、主軸部分を鋭角につなげるデュアルチューブ式セミダブルクレードルフレームになっています。
    エンジンなどの重量物を、マシンの中心部に集中させることにより、高い運動性能を実現しました。
    排気量は、249ccの空冷4ストロークSOHC・フューエルインジェクションエンジン。

    重量は127kgで超軽量、最大トルクは20N・m(2.1kgf・m)/6,000r/minで、タンク容量は7.0Lが装備されています。
    また燃費性能は、2名乗車時で45.2km/L(60km/h)を実現していますので、ツーリングも特に問題はないでしょう。
    あらゆるバイクライフに対応できる万能型モデルトリッカーですが、残念ながら2018年を最後に生産終了となっています。”

  • 力強い加速性能!スズキ ジクサー250

    【スズキバイクのエピソード】

    スズキバイクの歴史は、1952年の排気量36㏄自転車補助エンジンのパワーフリーを、発売したことから始まりました。
    きっかけは、後の第二代社長となる鈴木俊三氏が、好きな釣りに行くのに、自転車にエンジンが付いていたら楽だなと考えたのが、その発想のもとだとされています。

    なんだか、のほほんとしてしまう発想ですが、翌年に販売された排気量60㏄のダイヤモンドフリーが、富士登山レースに優勝してしまうのですから、全く驚いてしまいます。
    一発屋でない事を証明したのは、その11年後、歴史あるイギリスのマン島T・Tレースで、日本人初優勝したほどで、当時からスズキバイクの技術力は突出したものだったのです。

    【スズキ ジクサー250の概要】

    スズキ ジクサーは、2017年にインドの現地法人であるスズキ・モーターサイクル・インディアで生産が行われ、日本に逆輸入されたのが最初です。
    ジクサーの名前の由来となったのは、すでに日本で生産されていたスズキ・GSX-Rのニックネームから来ています。
    スズキ・GSX-Rは、1987年から製造されたスズキバイクのシリーズで、124ccの最少排気量から1100ccの大型マシンまで、様々なタイプが発売されることになります。

    スズキ ジクサー250はズバリ ! 若年層をターゲットとした、軽量でスポーティーなマシンと言えるものです。
    最近の250ccクラス高スペックマシンが、100万円近くすることを考えれば、税込みで50万円を切るスズキ ジクサー250は、かなりお買い得であることは間違いありません。

    【スズキ ジクサー250の特長と魅力】

    スズキ ジクサー250の特長は、その斬新なフォルムと、コンパクトに設計されたわずか154kgの重量といえます。
    そしてその最大の魅力は、そのプライスからとても考えの及ばない、完成度の高いマシンだというところです。
    バイクの軽量化は、えてして不安定な走行を招てしまうこともあります。

    しかしジクサー250の場合、オールマイティな250ccバイクとして非常に安定性が高く、ロードでの軽快な走りを約束してくれます。
    価格的にも、非常にリーズナブルということもありますが、初めて中型免許を取得し、バイクの購入をお考えの方であれば、真っ先にお勧めしたいマシンと言えるでしょう。

    【スズキ ジクサー250の性能】

    ジクサー250には、スズキの自信作である、新設計の最高出力19kW(26ps)の油冷エンジンが搭載されています。
    この油冷方式を採用した249ccの単気筒エンジンは、加速性能と燃費を兼ね備えた新型ネイキッドと呼べるものです。
    燃料消費率は、45km/L(60km/h定地)となっており、この燃費の良さはツーリングでも強みを発揮する事でしょう。新たに設計されたパワーユニットは、高出力でありながらコンパクトで軽量。

    軽く、小さく、シンプルなエンジンを目指したものです。
    オイルクーラーには、電動冷却ファンを装備しており、渋滞時など走行風のない状況にも対応してくれます。
    さらに、オイル通路には、バウンダリーレイヤーブレーカーと呼ばれる突起があり、オイルの流速を変化させることにより、さらなる冷却効率を高めるのに役立っています。”

  • 過給機搭載のスーパーネイキッド!カワサキ Z H2

    【カワサキバイクの概要】

    カワサキで知られる川崎重工業は、日本のバイクメーカーとして、もっとも歴史が長いことをご存じの方も多いのではないでしょうか。
    カワサキバイクの歴史は、1953年末に作られた川崎号というスクーターから始まりました。
    その後、社内に単車部を設けると、1960年から本格的にオートバイの分野に進出することになります。

    カワサキPETと呼ばれるモペットは、最初から自社開発によって生産されたバイクです。
    カワサキの代名詞ともなるカワサキ Z1が販売されたのは、1970年に入ってからです。
    まさにZ神話を作り上げたカワサキ Zシリーズですが、この系脈は途絶えることなく代々受け継がれ、KAWASAKI Z H2へと進化していことになります。

    【カワサキ Z H2の特長】

    カワサキ Zシリーズの中で、最上級に位置するカワサキ Z H2の特徴は、比類なきトルクとパワーで、異次元の加速を実現したという点にあります。
    排気量は998ccで、並列4気筒にバランス型スーパーチャージャーを装着されたバイクと聞くだけで、ワクワクされる方も多いのではないでしょうか。

    その、スーパーチャージドエンジンは、最高出力が147kW(200ps)/11,000rpm、最大トルクは137Nm/8,500rpmを発生させる怪物クラスです。
    また、全速度域でも扱いやすく、車体骨格には低中速走行時の操縦性と、高速走行時の安定性のバランスを重視した、新設計のトレリスフレームが投入されています。

    【カワサキ Z H2の魅力】

    カワサキ Z H2の魅力は、全速度域の扱いやすさを追求した、過給機搭載のスーパーネイキッドと呼べるものです。
    そのフォルムは、Zシリーズに引き継がれたシャープさと、あらあらしさの両面を持ち、まさに暴れ馬のようなイメージがしっくりとくるようです。
    といっても、これまでのシリーズを見る限り、サイズ的にはほとんど変わっていないにもかかわらず、体感的な車格はグッとコンパクトな仕様になっています。

    また、フルカラーTFTディスプレイは、2パターンが選べ、過給圧やバンク角なども表示される優れもの。
    走行ログの確認や、ライディングモードのセッティングはもちろんのこと、メンテナンススケジュール等をブルートゥースで接続し、スマートフォンなどで管理することも可能です。

    【カワサキ Z H2の性能】

    全速度域で、安定した加速力を誇るカワサキ Z H2の性能は、Z H2のパワーユニット無くしては語れません。
    出力147kWのスーパーチャージドエンジンは、電子制御スロットルと燃料噴射のセッティングにより、圧倒的なパワーをコントロールしやすくしています。
    また、1分間に10万回転を超える、スーパーチャージャーのインペラは、川崎重工のガスタービン部門のノウハウが凝縮されたものす。

    このスーパーチャージャーは、端的に言えば、エンジンの吸気を強制的に大気圧以上で押し込む機構のことです。
    このスーパーチャージャーにより、あクランクの軸出力で駆動するため、バイクにおいて重要なレスポンスとなります。従来の同社製マシンと比べてみても、圧縮比の高さは群を抜いています。