カテゴリー: メンテナンスのコツ

  • バッテリーの交換方法

    【バイクのバッテリーの種類】

    最近は、高性能のバッテリーも増え、ますますバイクのバッテリーの重要性が高まってきています。
    バイクのバッテリーといっても、以下のようにさまざまのタイプのバッテリーがあります。

    ・開放式バッテリー
    鉛と電解液の化学反応により、電気を蓄える昔ながらのタイプです。
    合計6つのセルがあり、合わせて12Vとなるのが一般的で、定期的に電解液を補充しなければなりません。
    ・制御弁式バッテリー
    いわゆる、液入り充電済みタイプで、完全密封式ですので電解液の補充は不要となる、メンテナンスフリータイプです。

    ・ゲルバッテリー
    ジェルバッテリーとも呼ばれ、電解液がゲル状ですので安全性が高く、液状のバッテリーよりも長寿命なのが特徴です。
    ・リチウムイオンバッテリー
    ドライバッテリーとも呼ばれ、軽量で寿命が長く、現在注目のバッテリーといえます。

    【バッテリーの重要性】

    バッテリーの重要性は、以前よりも増して重視されるようになってきました。
    以前までは、走行中のライトONや方向指示器など、電気系統が中心でした。
    しかし現代では、ETCやグリップヒーター、フォグランプの点灯に電気は必要不可欠で、そもそもセルスターターが起動しなければ、バイクを走らせることもできません。

    現代のバッテリーは、かなり高性能なバッテリーも増えてきましたが、メンテナンスフリータイプといえども、定期的に電圧のチェックなどを行わなければなりません。
    また、バイクのバッテリーは、種類も豊富ですので、タイプに合わせたバッテリーの寿命を把握しておかなければ、次の日に動かなくなったといったケースもよくあります。

    【バッテリーのメンテナンスと交換のタイミング】

    一般的に、バイクのバッテリーは、開放式バッテリータイプで約2年といわれています。
    高性能のバッテリーでも、3年程度とされていますので、251cc以上のバイクであれば、車検の時期を予想しながらのバッテリー交換がよいでしょう。

    バッテリーのメンテナンスは、開放式バッテリータイプであれば、電解液が減っていないかチェックしておく必要があります。
    電解液は希硫酸ですので、皮膚に触れないように注意しなければなりません。
    また、乗るサイクルが短ければ、それだけ放電の危険性がありますので、できれば専用の充電器を使用し、こまめに充電しておきたいものです。

    【バイクバッテリーの交換方法】

    バイクのバッテリーは、交換して取り付けるだけですので、どなたでも簡単に行うことができます。
    ただし、バイクのメーカーや機種により、バッテリーの収納場所が異なりますので注意が必要です。
    まずは、バッテリーの位置と、ヒューズの場所を確認しておきましょう。

    バッテリー交換のポイントとしては、外す際はマイナスからプラスを外し、逆に装着する場合は、プラスからマイナスの順で取り付けていきます。
    手順を逆にしてしまうと、ショートする危険性があり、最悪の場合ガソリンに引火してしまう恐れがあります。
    理由は、マイナス端子はボディーにアース接続されており、金属パーツに工具が触れてしまうだけで、引火の危険性があるからです。”

  • シートの汚れを取る方法

    シートの汚れを取る方法

    バイクシートは汚れるもの

    バイクに乗っているとどうしてもシートは汚れてきてしまうものです。
    外にバイクを置いている人は天気の影響も受けるので汚れやすくなります。

    バイクシートの汚れはそのままにしておくと取れなくなってしまうだけでなく劣化をしてしまう原因にもなるのでこまめにふき取ることが大切です。
    汚れが付いた際のふき取り方法と共に汚れ防止の対策も知っておきましょう。

    バイクシートに付く汚れの種類

    バイクシートは様々な種類の素材が使われています。
    革の場合にはしわが入っているのがおしゃれさを演出していますがしわの部分はホコリがたまりやすいです。

    拭いてもホコリはなかなか落ちません。
    ホコリ単体だとすぐに落ちるのですが油分が混ざったり紫外線を受けたりするとどうしても落ちにくくなってしまいます。

    シートクリーナーの使い方

    バイクシートの汚れはシートクリーナーを使って落とします。
    シートクリーナーを柔らかい布に付けて拭いていくのが基本です。

    もしもシートが本革の場合には革専用のクリーナーを使うようにします。
    それ以外のものを使ってしまうとシートが劣化してしまうこともあるので気を付けましょう。
    革専用のクリーナーはバイク用品店で取り扱っています。

    合皮シートは取り扱いやすい

    合皮は扱いやすさが特徴です。
    そのため汚れがついても簡単に落とすことができます。

    合皮は本革と違い洗剤にも強いです。
    そのため合皮のシートは家庭で使う中性洗剤を使って汚れが落とせます。
    特別なシートクリーナーがなくても家庭用洗剤でも十分汚れが落とせるのでこまめにふき取るようにしましょう。

    日頃からシートの掃除をしていなかった場合には中性洗剤を使っても汚れは落とせなくなってしまいます。
    メラミンスポンジを使って優しくこすると汚れも落ちやすいです。

    どうしても汚れが落ちないときにはシートの張り替えを検討する

    シートは意外と掃除を忘れやすい場所であるため汚れに気付いたときには落ちなくなってしまっていることもあります。
    また日光や風にさらされることも多い場所なので劣化もしやすいです。

    もしも汚れが落ちなくなってしまったりシートが焼けて色が変わったりしてしまっているときには張り替えることも検討しましょう。
    最近は合皮や本革もインターネット通販で販売されていてほしいサイズにカットして販売してもらえます。
    そのためあまりお金をかけずに自分での張り替えが可能です。

    シートの張り替えは初心者でも挑戦できるカスタムでもあります。
    作業も合皮であれば失敗なくできるので気軽に挑戦可能です。
    シートをきれいな状態にするだけでなくバイクの雰囲気を変えるのにも効果的なのでどうしても汚れが落ちない状態のときにはシートを張り替えてきれいな状態にしましょう。

  • サイドミラーの交換方法

    サイドミラーの交換方法

    バイクのサイドミラーを交換してみよう

    バイクはそのままの状態で乗るのでも十分楽しめますがカスタムするとより一層楽しめるようになります。
    走行性が上がるのはもちろんですが見た目が変わることでオリジナリティを出すこともできますし愛着もわくようになるものです。

    とはいえカスタムと聞くと特別な技術が必要そうに思えます。
    しかし意外と簡単にできるものも多いです。

    初心者でも取り組みやすいカスタムの一つにサイドミラー交換があります。
    サイドミラーの交換はバイクの見た目を変えられるのはもちろんですが視野を広げられたり新しいものにすることできれいな状態にできたりして、メリットも多いです。

    サイドミラーの取り外し方

    サイドミラーはスパナを使って取り外します。
    まずはゴムカバーを上にずらしてナットを緩めてミラーを取り外すだけです。

    作業自体はとても簡単ですがいくつかコツがあります。
    スパナは14㎜が一般的です。
    既製品の場合にはほかのサイズのスパナが必要なこともあります。

    ダブルナットの場合もあるので2本のスパナを用意しておくのがおすすめです。
    2本のスパナがあることでダブルナットの片方の固定をして逆ネジの作業ができます。

    サイドミラーの取り付け方

    サイドミラーの取り付けは取り外す際の逆手順で作業をするだけです。
    しかし取り付けた際に正しくミラーが使えるようにするためにいくつかの注意点があります。

    まずは固定する際には運転中に角度が変わらないようにしっかりと締めておくことが大切です。
    手で動かせないくらいに強く締めるようにします。

    作業をしているときには両手がふさがっていることもあるのでサポートをしてくれる人がいると作業がしやすいです。
    一人で作業をする場合には脇にミラーを挟んで調整するようにするとうまく行えます。

    ミラーは取り付け方によっては違反となることがあるので気を付けましょう。
    車体からはみ出ていたり保安基準にあっていないものを付けたりすると違反となってしまいます。
    不安なときには取り付け時にバイクショップに相談をすると正しく取り付けられて安心です。

    ミラー交換は手軽に楽しめるカスタム

    ミラーは安くて種類豊富です。
    そのため手軽に購入できてカスタムを楽しむことができます。

    意外とバイクの中でもミラーは目立つパーツです。
    そのためミラーを変えるだけでもバイクの印象はグッと変えることができます。
    個性を出すことができるので、販売台数の多いバイクであっても自分の好みのテイストのミラーに取り付けるだけで全く違うバイクのように見せることが可能です。

    もしもバイクショップで取り付けをお願いしたとしても工賃は1000円ほどで行ってもらえます。
    安くてバイクの印象を大きく変えられるカスタムなので初心者にもおすすめです。

  • エアクリーナーのメンテナンスについて

    エアクリーナーのメンテナンスについて

    エアクリーナーについて

    エアクリーナーというバイクの部品を聞いたことはありますでしょうか?
    どんな部品も一つでも欠けていたり、消耗していたりしているとバイクの故障に直接つながってしまったり、エンジントラブルを起こしてしまったりと非常に厄介なことになってしまいます。
    そんなバイクの部品の中でも今回はエアクリーナーについて、ご紹介させていただくのですが、そもそもこのエアクリーナーとは、どのような役割を果たしているのかをみなさんはご存知でしょうか?

    このエアクリーナーですが、名前にもある通り、エンジンをきれいに保つ為の部品です。
    細かい部分をお伝えするとエンジンが稼働するにあたり外気を吸い込むのですが、その外気にはほこりなどの細かいゴミが付いている場合がありますので、その細かいゴミをエンジンに届く前にエアクリーナーできれいな状態にするという役割があります。
    従って、このエアクリーナーのメンテナンスを怠ってしまい、きれいな空気がエンジンに届かなくなるとエンジンに細かいごみが詰まってしまい、エンジントラブルを引き起こしてしまうのです。

    そして、エアクリーナーの種類ですが、実は2種類あります。
    簡単に言えば、乾式と湿式なのですが、乾式とはスポンジやドライペーパーが利用されており、大きさの異なるごみを捉えることができます。

    一方、湿式とはスポンジを利用するのですが、そのスポンジに専用のオイルを染み込ませることによって細かなごみを捉えることができます。
    しかし、この湿式のタイプの方が、乾式と比べて目詰まりを起こしやすいと一般的には言われています。
    それではこのエアクリーナーのメンテナンス方法はどのような方法なのでしょうか?

    エアクリーナーのメンテナンス方法

    既にご説明したようにエアクリーナーには、2タイプあります。
    乾式と湿式ですが、メンテナンス方法はそれぞれ異なりますので、ご自身が使っているタイプに合わせてメンテナンス方法をしっかりと理解しておきましょう。

    まずは乾式ですが、乾式はスポンジとドライペーパーを利用しますので、更に二通りのメンテナンス方法があります。
    スポンジタイプは軽くたたいたり、場合によっては水で洗浄することでごみを落とす方法で、水を使用した場合には必ず乾燥をして下さい。
    ドライペーパーの場合は少し柔らかいタイプのブラシを使用し、ごみを落とし、ブロアーなどを利用し、残りのごみを落とす方法となります。

    それでは、湿式のメンテナンス方法ですが、スポンジにオイルを染み込ませていますので、まずはこのオイルを灯油や専用のクリーナーを使用し、オイルとゴミを十分に落として下さい。
    そして、乾燥後、新たにオイルを染み込ませればメンテナンス修了となります。

  • 冷却水のメンテナンスについて

    冷却水のメンテナンスについて

    冷却水とはなにか?

    車同様にバイクにも定期的にメンテナンスを行わなくてはいけない箇所がたくさんありますが、その中でも今回は冷却水についてみなさんにご説明させていただきます。

    まず冷却水ですが、専門店などではロングライフクーラント、いわゆるLLCと呼ばれるものになり、この冷却水を入れ替えるメンテナンスが必要となってきます。
    このLLCのメンテナンスがなぜ必要なのか?と言うと、エンジンを稼働させることで発熱を起こしますが、このエンジンを冷やす役割をしてくれますので、エンジンが最も最適に稼働する温度を一定に保ってくれるのです。

    そんなLLCのメンテナンスですが、素人でも簡単にできるのでしょうか?
    結論から言ってしまうと、道具などが一式揃っていれば誰でも簡単に行うことができますので、メンテナンス方法について簡単にご紹介させていただきます。

    冷却水のメンテナンス方法について

    それでは実際に冷却水=LLCのメンテナンス方法についてご説明します。
    まず、メンテナンス方法の概要についてですが、おおまかにまとめると概要は3つだけです。

    1つ目は、もともとバイクにあったLLCを破棄し、きれいに洗浄すること。
    2つ目は、普通の水をまれに使用する方もいらっしゃいますが、必ずLLCを利用すること。
    3つ目は、メンテナンス終了後には必ず、エア抜きを行うことを忘れずに。
    この3点を抑えておけば、LLCのメンテナンスは完璧に自分一人で行うことができます。

    それでは実際の作業工程ですが、まずはエンジンが冷えた状態であることを確認し、ラジエターキャップの確認から行います。
    このラジエターキャップにはLLCが通る経路に圧力をかける役割があります。
    そんなラジエターキャップにひびなどがはいっていないかという部分を中心に確認し、ゴムパッキンなどの交換が必要であれば交換をお願いします。

    次に古いLLCを抜く工程になりますが、古いLLCは予め出口の部分にバットなど受け皿を準備し、周辺に飛び散らないようにして下さい。
    エンジン本体自体にドレンボルトと呼ばれるボルトがありますので、そちらのドレンボルトも外すのですが、車種ごとにその位置や場所は異なるので事前確認をしておきましょう。

    破棄したLLCですが、変色などしている場合には経路内の洗浄が必要となってきますので、専用のケミカルを用いて経路内をきれいに洗浄して下さい。
    そして、リザーバータンクにも古いLLCが入っていますので、そちらも破棄し、こちらは水を注入し、少しエンジンをかけ、透明の水になるまでエンジンをかけ続けて下さい。

    そして、新しいLLCをラジエターキャップ部分とリザーバータンクに注入し、最後に車種ごとで異なりますが、エンジンを始動し、必ずエア抜き作業を行って下さい。
    このエア抜きが確認できたら、LLCのメンテナンスは終了となります。

  • エンジンオイルのメンテナンスについて

    エンジンオイルのメンテナンスについて

    エンジンオイルの汚れについて

    日本だけではなく、世界各国にはバイクが好きで好きで仕方ないという方は非常に多く存在するでしょう。
    そんなバイク好きの方であれば、自分の愛車を日々メンテナンスする重要性も分かっていますが、まだバイク初心者の方には何をどうメンテナンスすれば良いのか?ということすら分からない方もいるでしょう。

    バイクの中でもメンテナンスする箇所はたくさんありますが、エンジンオイルのメンテナンスは代表的なメンテナンスの一つと言って良いでしょう。
    そもそもエンジンオイルをメンテナンスしなければいけない理由はなぜなのでしょうか?
    それは、日々バイクに乗車していれば、エンジンを利用し負担がかかりますが、エンジンオイルをメンテナンスする意味はこのエンジンにいかに負担をかけさせずに稼働させるのかという部分にあります。

    エンジンオイルはエンジンがピストン運動を行うことで起きる、摩耗や発熱を最小限に抑えてくれる役割があります。
    従って、エンジンオイルが汚れているとエンジンに無駄な摩耗や発熱を起こさせてしまい、もともと持っているそのエンジンの力を半減させてしまうのです。

    この理由によりエンジンオイルは常にきれいな状態に保たなければいけないということになります。
    それではこのエンジンオイルはどのタイミングでどのようにメンテナンスを行えば良いのでしょうか?

    エンジンオイルをメンテナンスするタイミングとその方法

    エンジンオイルをメンテナンスするタイミングとして、一般的にはどの位の走行距離を走ったのか?ということを目安にメンテナンスを行うことが、最も分かりやすくシンプルです。
    そんなエンジンオイルのメンテナンスですが、最適なタイミングとして挙げるとすれば3000キロから4000キロを走行したタイミングがベストでしょう。
    また、中にはバイクは好きだが、上記の走行距離まで達するのに1年以上かかってしまう場合は、半年というタイミングも最適なタイミングと言えるでしょう。

    そして、エンジンオイルのメンテナンス方法ですが、お店の方にお任せする方もいるかもしれませんが、実は自分でも道具があれば格安で行うことができます。
    その方法ですが、まずオイルが飛ばないように養生を行い、不要なオイルを捨てる為の箱を準備した後にオイルを抜きます。

    あとはジョッキに適量のエンジンオイルを注ぎ、オイルゲージで油面が上限まで達したかどうかを確認し、時間を置きます。
    放置することで、空気が抜け、気泡が出ないようになりますので合わせて確認しましょう。
    その確認が終われば、エンジンを試運転させ、10分程度放置し、オイルの量が規定値内で収まっていればエンジンオイルのメンテナンスは終了となります。

  • 工具の基礎知識~プライヤーとペンチ編~

    工具の基礎知識~プライヤーとペンチ編~

    ペンチ

    プライヤーとペンチ、有効活用しよう

    ペンチ、プライヤーというのはバイクの工具としてもまたDIYの工具としても利用しますし、職人さんたちも利用する工具です。

    物を掴むという用途のある工具ですが、バイク整備の場合、ペンチの利用者少なくほとんどの場合プライヤーを利用されると思います。

    支点となるボルトをスライドさせることで様々な物を掴むことができ効率よく作業できます。
    ペンチも便利なのですが、大きなものを掴む場合、口が斜めになりどこかに飛んでいくこともあるので注意が必要です。

    プライヤーとラジペン、これは必須

    バイクの整備にペンチは必要ない、でも、ラジオペンチは持っている方が便利です。
    先端が細くなっているラジオペンチは電気工事などでも利用されています。

    細かいものを掴む際にとても便利ですし、先端が細い物は特殊作業ができ、先端が太いものは細かい作業向きではありません。
    利用される場合、中間サイズを購入しておくといいでしょう。

    バイクのメンテナンスでも細かいものを掴むことが多いので、ラジオペンチを持っていると非常に効率よく作業できオススメです。

    ウォーターポンプレンチもうまく利用すれば便利な工具

    様々なサイズのものを掴むことができ、柄の部分が長い工具なので力を入れることができます。
    少々荒っぽい作業が必要な場合に効果を発揮する工具です。

    強く物を加えたい時、スパナと同じ様に回す方向があるので、慣れていないと使いにくいいのですが、慣れてくると強い力で作業が必要な時などかなり便利です。

    初心者の方は、まずメンテナンスに必要なセットを購入されると、バイクのメンテナンスに必要な工具が一通り入っているので安心です。

    少しずつ揃えていきたいという場合にも、かならず持っておくべき基本の工具がありますので、お店の方に確認し、最低限バイクに乗る人に必要な工具は持っておくべきです。

  • 工具の基礎知識~六角レンチとトルクス編~

    工具の基礎知識~六角レンチとトルクス編~

    トルクス

    六角レンチとトルクスの使い方をマスターしよう

    バイクのメンテナンスを行う際、六角レンチはよく利用します。
    バイクも長く乗っているとプラスネジがなめていることもあり、この場合でも強いトルクで締め付けできるので便利です。

    六角穴付きボルトを緩める際に六角レンチを利用します。
    通常L字型になっているので、ボルトを緩める必要がある場合に、強い力をかける時は短い方をボルトに差し入れ、長い方で回すことができより抵抗を付けててこの原理で利用できます。

    長いままだとぶつかってまわしにくいということがあるので、緩めたら一度レンチを抜き長い方のボルトに差し込んで短い方で回すとより作業しやすくなります。

    この六角レンチの特徴として、長い方の柄は力がかけやすいけれど作業がしにくい、短い方は力がかけにくいけど作業しやすいと覚えていくといいでしょう。

    六角レンチの種類によっては先端がボール状になっているものもあります。
    レンチが斜めになってもボルトを簡単に回すことができ便利です。
    ただくびれていると強度が低くなるので、強く回す必要がある場合には短い方にボルトを差し込み利用します。

    トルクスネジとはどういうネジなのか

    最近少しずつ目にすることが多くなっているのがトルクスネジです。
    ボルトの種類で六角付ボルトよりもレンチとボルトがしっかりかみ合う様に工夫されています。

    利用されていないバイクも多いですが、トルクスを持っていないとバイクが動かないという場合に、整備出来ないということもあるので、持っている方が安心です。
    トルクスネジをトルクスではなく他の工具で回そうと思っても、ネジを壊してしまうことがあるので、応急措置以外行わないほうがいいと思います。

    トルクスにも六角レンチにもソケットがある

    六角レンチにもトルクスにもソケットがあります。
    ソケットはラチェットと組み合わせて利用できるので持っていると便利ですし、六角レンチとトルクス、さらにソケットを一緒に購入しておけばいろいろな使い方ができるのでオススメです。

    使い方を知っているととても便利な六角レンチとトルクス、最近はトルクスネジを利用しているバイクも多くなってきているので、理解しておくべきです。

  • バイクの冬眠準備の際にチェックすべきこと7選

    バイクの冬眠準備の際にチェックすべきこと7選

    空気抜く

    冬場はバイクに乗らない?という人はバイクの冬眠準備をしよう

    冬になると寒さ厳しくバイクに乗る機会が少なくなる、いえ、全く乗らないという人も多くなります。
    通勤通学で乗るという人もいますが、雪が降る地域の皆さんは冬場バイクに乗るということはほとんどないでしょう。

    長期間保管する、乗らないということになるので、バイクの乗らない間、バイクが傷まないようにしっかり「冬眠準備」をしておくべきです。

    冬に限らず乗らない期間が長くなるという場合には、こうした冬眠準備の方法を理解しておくと安心です。

    長期保管、バイクの冬眠に必要な事

    よくありがちなのが暖かくなってやっとバイクに乗れるとエンジンをかけてみたら動かないという現象です。
    冬場冬眠の前に、やはりガソリンは満タンにしておきたいものです。

    長期間保管していたらガソリンが腐っていたという話も聞きますが、この場合、1年以上保管していたという超長期保管の場合です。
    タンクの中に空気がある状態は、気温が下がるとタンク内が結露するので、これが繰り返されることでタンク内の下部分に水が溜まり、タンクの錆、エンジンの不調を生みます。

    タイヤの空気圧を適切にしておくということも必要です。
    長期保管前に整備をしっかりしておくことが必要となるので、タイヤの空気圧もチェックし適正な空気圧にしておきます。

    給油する時にスタンドの方にお願いしてもいいですし、コンプレッサーを借りて入れておいてもいいでしょう。

    また燃料コックをOFFにしておくことも忘れずに行います。
    ガソリンタンクからキャブレター、そしてエンジンと燃料が流れていくわけですが、タンクからキャブレターの通路をストップさせておきます。

    これを行うのを忘れる人が多いのですが、エンジンを止める時にはどんな季節でも長期保管しない時でも、OFFにするのが大切な事です。

    車種によって、ON、OFF、RESという三つの表記があり、またPRIという表記もあるようです。
    RESリザーブは近頃のバイクについていない表記ですが昔はよくあったようです。

    OFFがないという場合には、負圧式コックという種類になるのでエンジンがかかっていない時以外ガソリンが流れない仕組みになっているため、ON、RESでOKです。

    インジェクション車以外はキャブからガソリンを抜くこと

    ガソリンタンクからガソリンをコックOFFにしたことで抜くことが出来ましたが、コックオフで通路をふさいでもキャブの中にガソリンが残っています。
    これも長期保管の際には抜いておきます。

    キャブレターのチューブからガソリンが出てくるのでその出てくるところに容器を置き、キャブの下の方にガソリンを抜くためのドレンボルトがあるので緩めます。

    外すことなく緩めることでガソリンが出てくるので出てこなくなったらボルトを締めます。
    容器にたまったガソリンを給油口から入れます。

    ドレンがないキャブの場合、コックをOFFにしてエンジンをかけアイドリングし、キャブ内のガソリンを使い切るという方法を取ります。
    エンジンが止まったらガソリンが無くなったということです。

    負圧式ではタンクからきている燃料ホースを抜いてエンジンをかけてアイドリング、キャブ内のガソリンが無くなってから戻すという方法です。

    バッテリーを外しておくことで自然放電を防ぐ

    長期保管とまでいかずとも1か月間運転しないという場合にもバッテリーを外しておきます。
    外す際にはマイナスの黒からプラスの赤の順番で外します。

    この順番を守らないとショートする危険性がありますので注意してください。
    付ける時には逆に、プラスの赤からつけて黒を付けます。

    外したバッテリーは気温があまり変化しない場所に置いて、充電しておくことが出来れば充電しておきます。

  • 最初に揃えるべき工具達

    最初に揃えるべき工具達

    工具

    バイク乗りが最初に持っておくべき工具とは

    バイクに乗る事が出来るようになると、様々な楽しみがあります。
    慣れてきたらツーリングに行きたいし、バイクの色々なグッズも集めたい、メンテナンスもある程度自分でできるようになりたいし、カスタムもしてみたい・・・とほとんどの方がいじるということを考えます。

    この際、必要となってくるのが工具です。
    最近はバイク専用の工具などもとても良いものが登場し、以前とは使い勝手に雲泥の差がある工具なども登場しています。

    初心者の方がメンテナンスを行う上で、持っておくべき工具がありますので、まずはそれをそろえておきましょう。

    工具が何もないということならセットを購入

    工具を何も持っていないということなら、セット購入がお勧めです。
    セット品には様々なメンテナンスに必要な工具が入っています。
    ただ、工具というのはピンからキリまであり、非常に高い工具もありますので、ある程度の値段で性能がいい工具セットにはどんなものが入っているかを知っておくべきです。

    このセット購入の中に入っている物を少しずつ単品でそろえるということでもいいですし、ある程度ご自宅にあるということなら、たらないモノをそろえていけばいいと思います。

    セットの中に入っている工具は、バイクメンテナンスに必要な物と考えることができるので、単品購入される場合も参考になると思います。

    どんなものが必要となるのか

    ソケットはラチェットハンドルという工具にはめて利用します。
    セットの場合、必要なサイズが全部入っています。
    メンテナンスツールの必需品といわれているのがラチェットハンドルで、バイクのこと以外にも利用できるので持っていると非常に便利です。

    バイクメンテナンスの場合、基本的に3/8サイズがメインサイズとなっているので、3/8インチを持っているとほぼすべての作業が可能といわれています。

    エクステンションとT型ハンドルも必需品です。
    エクステンションはラチェットハンドルを延長する際に利用するもので、バイクメンテナンスの場合、横からの作業が非常に多くなるので持っておく方が安心です。

    短い物、長い物、中間くらいのサイズを用意しておくと便利で、T型ハンドルも先端にソケットを装着して利用できるので持っていると非常に楽です。

    ドライバーはプラスとマイナスを2つ、出来れば長いものと短いものを持っているとバイクメンテナンスに重宝します。
    コンビネーションレンチは片方がスパナ、反対側がボックスになっている便利ものです。
    レンチで回転範囲が狭い場合には小刻みに利用できて非常に使いやすいです。

    プライヤーは工具セットに必ず入っているといっていい定番品で、複数あると便利です。
    タイラップや針金をきる時に利用するニッパー、硬いチューブの取出しなどにも便利に利用できるラジオペンチ、扱いが難しいモンキーレンチも持っておくと便利です。

    但しモンキーレンチは扱いが難しいのでメンテナンスに慣れていない人は初めの内、利用しないほうが安心かしれません。
    サイズ変更などに便利なのですが、簡単になめることができるので正しく利用できるようになってから利用します。

    最初にそろえておくと便利

    セットで購入する方が、いちいち購入することもなく便利ですし、必要な個所を丁寧に作業できるのでオススメです。
    特に初心者の方は、使いやすい工具がある方がメンテナンスもしやすいので、しっかりメンテナンスする楽しさを理解できると思います。

    セット購入できない場合も、バイクショップなどで確認し、必要最低限な物を購入しておくといざという時安心です。