バイクの冬眠準備の際にチェックすべきこと7選

空気抜く

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冬場はバイクに乗らない?という人はバイクの冬眠準備をしよう

冬になると寒さ厳しくバイクに乗る機会が少なくなる、いえ、全く乗らないという人も多くなります。
通勤通学で乗るという人もいますが、雪が降る地域の皆さんは冬場バイクに乗るということはほとんどないでしょう。

長期間保管する、乗らないということになるので、バイクの乗らない間、バイクが傷まないようにしっかり「冬眠準備」をしておくべきです。

冬に限らず乗らない期間が長くなるという場合には、こうした冬眠準備の方法を理解しておくと安心です。

長期保管、バイクの冬眠に必要な事

よくありがちなのが暖かくなってやっとバイクに乗れるとエンジンをかけてみたら動かないという現象です。
冬場冬眠の前に、やはりガソリンは満タンにしておきたいものです。

長期間保管していたらガソリンが腐っていたという話も聞きますが、この場合、1年以上保管していたという超長期保管の場合です。
タンクの中に空気がある状態は、気温が下がるとタンク内が結露するので、これが繰り返されることでタンク内の下部分に水が溜まり、タンクの錆、エンジンの不調を生みます。

タイヤの空気圧を適切にしておくということも必要です。
長期保管前に整備をしっかりしておくことが必要となるので、タイヤの空気圧もチェックし適正な空気圧にしておきます。

給油する時にスタンドの方にお願いしてもいいですし、コンプレッサーを借りて入れておいてもいいでしょう。

また燃料コックをOFFにしておくことも忘れずに行います。
ガソリンタンクからキャブレター、そしてエンジンと燃料が流れていくわけですが、タンクからキャブレターの通路をストップさせておきます。

これを行うのを忘れる人が多いのですが、エンジンを止める時にはどんな季節でも長期保管しない時でも、OFFにするのが大切な事です。

車種によって、ON、OFF、RESという三つの表記があり、またPRIという表記もあるようです。
RESリザーブは近頃のバイクについていない表記ですが昔はよくあったようです。

OFFがないという場合には、負圧式コックという種類になるのでエンジンがかかっていない時以外ガソリンが流れない仕組みになっているため、ON、RESでOKです。

インジェクション車以外はキャブからガソリンを抜くこと

ガソリンタンクからガソリンをコックOFFにしたことで抜くことが出来ましたが、コックオフで通路をふさいでもキャブの中にガソリンが残っています。
これも長期保管の際には抜いておきます。

キャブレターのチューブからガソリンが出てくるのでその出てくるところに容器を置き、キャブの下の方にガソリンを抜くためのドレンボルトがあるので緩めます。

外すことなく緩めることでガソリンが出てくるので出てこなくなったらボルトを締めます。
容器にたまったガソリンを給油口から入れます。

ドレンがないキャブの場合、コックをOFFにしてエンジンをかけアイドリングし、キャブ内のガソリンを使い切るという方法を取ります。
エンジンが止まったらガソリンが無くなったということです。

負圧式ではタンクからきている燃料ホースを抜いてエンジンをかけてアイドリング、キャブ内のガソリンが無くなってから戻すという方法です。

バッテリーを外しておくことで自然放電を防ぐ

長期保管とまでいかずとも1か月間運転しないという場合にもバッテリーを外しておきます。
外す際にはマイナスの黒からプラスの赤の順番で外します。

この順番を守らないとショートする危険性がありますので注意してください。
付ける時には逆に、プラスの赤からつけて黒を付けます。

外したバッテリーは気温があまり変化しない場所に置いて、充電しておくことが出来れば充電しておきます。