ホンダ・モトコンパクトはどんなバイク?
1980年代に発売されたモトコンポという原付バイクを覚えているでしょうか?
北米のホンダが発表したモトコンパクトは、モトコンポのニューアレンジバージョンの折り畳み式電動バイクです。
モトコンポはかつてホンダから発売された50ccの2ストロークスクーターで、座面とハンドルを折り畳んで収納し、シティのトランクに詰め込めるというコンセプトで、車とバイクを同時開発したという実にホンダらしい独創的なアイデアのバイクでした。
モトコンポは1985年に生産が終了しましたが、それから実に38年の時を経て、新たな電動モビリティが開発されたのです。
近年、電動の次世代モビリティも日本を含めいろいろ登場してきましたが、モトコンパクトの特徴はなんといっても80年代のモトコンポと同様にサドルやハンドルをボディに収納することによって、スーツケースのようなサイズ感に変形させられることです。
白くシンプルなボディが特徴的ですが、公式が用意するスキンでデコレーションしたり、ステッカーなどを貼ってドレスアップできるコンセプトになっています。
公式サイトには5種類のスキンが紹介されていましたが、どれもオシャレで人目を引くデザインです。
なかにはリアフェンダーまでカバーするスキンもあり、人と違ったモノが欲しいというオシャレ上級者に喜ばれそうです。
とても小さなバイクですが、個性を主張することができます。
今後、社外品も含め、楽しいデザインが出てくると期待されます。
モトコンパクトの仕様は?
モトコンパクトは、サドルやハンドルをホールディングした状態で全長約74cm、全高約54cm、厚さはなんと約9.4cmと驚きのコンパクトさを誇ります。
ガジェット好きにはたまらないフォルム&サイズ感です。
eスクーターですから、LEDヘッドライト、テールランプ、速度計やドラムブレーキなど基本的な安全装置は持ち合わせています。
重さは約18.7kgなので持ち運びも楽にできます。
畳んだ大きさがスーツケース並みで、厚さも10cm未満ですから自動車のトランクに搭載するのも容易です。
電車にも手回り品、切符なしで持ち込めるサイズで、近所や旅先で楽しくちょい乗りするのに良さそうです。
さらに次世代モビリティにふさわしく、Bluetoothを利用したスマートフォン連携機能を有しており、バッテリーの管理や走行モード設定などのコンフィギュレーション機能やナビゲーション機能を持つアプリと連携させることが可能です。
アプリ画面にはロックボタンもあるので、セキュリティ対策もばっちりです。
アメリカでは11月発売予定で、定価は995ドルですが、残念ながら今のところ日本での発売予定はありません。
今のままの仕様では、保安部品の要件を満たさないので日本の公道で走らせることはできないのです。