高いバランス能力!ヤマハ トリッカー

【ヤマハバイクの概要】

ヤマハバイクのの歴史は、1955年にヤマハから分離独立したヤマハ発動機から始まります。
オートバイ製造販売を担う会社として、ヤマハ発動機はヤマハバイクの原点ともなる「YA-1」を生み出しました。
YA-1は、日本のモータースポーツ界において、1955年7月に開催された第3回富士登山レース、ウルトラライト級で優勝。

その3カ月後の10月には、浅間火山レースの125ccクラスで、優勝から4位を独占する快挙を成し遂げました。
初めての優勝が、会社設立後から10日目といいますから、当初から技術力の高さが秀でていたことがうかがい知れます。
その後、技術の証明が後押しするように、モータースポーツへの挑戦は続き、数々の栄冠を手にすることになります。

【ヤマハ トリッカーの特長】

ヤマハ トリッカーが、初めてこの世に生み出されたのは、2001年でのヤマハのニューリリースで、最初のモデルが発表されたことから始まります
。市販車が発売されたのは、2004年のことで、どんな場所でもどんな乗り方でも、気軽に楽しめる「フリーライド・プレイバイク」をコンセプトとして開発されました。

その後、幾度かのモデルチェンジを行いながら、最新モデルとなるトリッカーが発表されました。
その最大の特徴は、バイク業界から注目を集めるほどに先鋭的なスタイリングにあります。
そのフォルムは、オフロードバイクそのものですが、ストリートバイクとしてのポテンシャルの高さに、きっと驚くはずです。

【ヤマハ トリッカーの魅力】

まず、最新のトリッカーで驚かされるのは、スタイリングの良さと、スポーティーさが一体感になっているところです。
見た目はオフロードバイクですが、トリッカーの魅力はロードバイクの能力にも秀でているところです。
実際に、未舗装路に見られる凸凹に陥っても、ショックを吸収しきれる仕組みになっていますが、スーパースポーツやネイキッドバイクのような高速走行性能も持ち合わせています。

クルーザーのような、どっしりとした安定感こそありませんが、オフロードバイクのような悪路への対応力と、スーパースポーツやネイキッドバイクのような高速走行性能は、ヤマハ トリッカーの最大の魅力と言えます。

【ヤマハ トリッカーの性能】

まずフレームには、ヘッドパイプからピボットに向けて、主軸部分を鋭角につなげるデュアルチューブ式セミダブルクレードルフレームになっています。
エンジンなどの重量物を、マシンの中心部に集中させることにより、高い運動性能を実現しました。
排気量は、249ccの空冷4ストロークSOHC・フューエルインジェクションエンジン。

重量は127kgで超軽量、最大トルクは20N・m(2.1kgf・m)/6,000r/minで、タンク容量は7.0Lが装備されています。
また燃費性能は、2名乗車時で45.2km/L(60km/h)を実現していますので、ツーリングも特に問題はないでしょう。
あらゆるバイクライフに対応できる万能型モデルトリッカーですが、残念ながら2018年を最後に生産終了となっています。”